この記事はこんな方にオススメ
・自分に自信をつけたい人
・一歩前に踏み出せない人
・自分を責めて苦しくなってしまう人
この記事を読むと自己肯定感を高める方法が分かります。
日本人は自己肯定感が低いとよく言われています。
諸外国の調査と比べても、日本が最下位になっています。
(出典:内閣府平成26年版 子ども・若者白書)
日本が個人の幸福感で最下位になっているのは、日本人が劣っているのではなく、
歴史にあると思っています。
日本は歴史的に「所属の文化」です。いままで他国に占領されたことが無かった事や、交通の要衝に無かったため、他の文化と交わることなく過ごしてきました。
文化が交わらないことは違う価値観を知ることなく過ごしてきたことになります。違う価値観が無いと比較検討する発想すらありません。
ギリシャや中国に哲学が発生したのも、一つには異文化が身近にあり価値観を比べられる環境にあったと思います。
日本人は異文化をアレンジするのが得意ですが、本質的に比較検討して取り入れるのではなく、自分たちの価値観に合うように仕立て直すのが得意なのは、こういう歴史背景があるように思います。
その後も日本人は個人を試されることなく過ごしてきました。江戸時代から戦後を通じて、幕末を除いて個人の影はありません。
よく言われる「戦争責任者」不在という、個人をベースとする欧米では考えられないことも発生しました。
戦後焼け野原になったときに、日本人は全体で経済活動に取り組みました。危機的状況になると国中がまとまれるのが日本の良いところだと思います。
その後は大会社に入社することが個人のステータスになりました。○○会社の○○さんという呼び名で個人は表現されていました。
しかし、ここ数年で状況は変わりました。一人一人が自分を表現しないといけない空気にかわりました。
今まで長年、個人より組織を立てる文化でやってきたのに、これからは個人の時代だからと言われても「?」です。
だから、自己肯定感などの調査では最下位を取ってしまうのだと思います。
もともと不得意な分野だから、自己肯定感を高く持と言われてもどうしてよいかわかりません。
しかし不得意だからできません、で済ませるわけにはいかない時代です。
つぎはどうしたら「自己肯定感」を高められるかについて書いていきます。