「看脚下」とは仏教のお話です。
明かりの無い夜道で歩くためにどうしたら良いかという問いかけに、「看脚下」と答えたということです。
明かりの無い夜道とは人生に例える事ができます。
誰も未来はわかりません。それこそ真っ暗な夜道で先が全く見えない状態です。
その時にどう歩くのか。自分の足元をしっかりと見て、感じる事で先が見えなくてもしっかりと歩いて行けるということができます。
この「看脚下」は「観」ではなく「看」であることに意味があります。
「観」だとよく見る事になりますが、「看」だとみる事だけでなく感じる事も含まれます。
自分を見るだけでなく五感や六感で自分を掘り下げていくことが重要だと言っているように感じます。
また、自省を促す意味も含まれていて、自分の過去もしっかりと見つめる事も大事だと言っています。
正に英知と言うべき言葉になると思います。
しかし看脚下だと言いにくいのが欠点です。
私が発見したコツとしては「カムチャッカ」風にいうと言いやすいです。
むしろ私は「カムチャッカ」と覚えておきたいと思います。